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shigeo (小林茂雄)

会社役員・顧問 愛知県名古屋市港区 50代 男性

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『「キャリア正社員」という試み』のイメージ画像

「タマノイ酢」という会社があります。明治から続く、老舗専門食品会社。
寿司をはじめ、日本食には必須の酢。最近の日本食ブームに乗っていることはもちろん、
健康ブームにも乗ってるという、ある意味、旬の企業です。

そこで、「キャリア正社員」という制度を導入しています。

5年間限定の正社員。給与、福利厚生は普通の正社員同様。でも、残業、休日出勤、転勤がない。

どういう人が対象かというと、「自分の夢を追いかける人」
具体的には、俳優、声優、ミュージシャン、教員 などがいます。

なんか、昭和の我々には「腰かけ?」って感じがしますよね(^_^;)

ところが、実際のキャリア正社員さんたちは、けっこう機能してるようです。
時間内はしっかり働く(これは当たり前ですが)、会議で発言もするし、
よく練ったアイディアも出す。普通の正社員も、良い刺激をもらってるようです。

こういった「スイッチがちゃんと切り替わる」ところは、今どきの若者の、
ある意味「予想外に良いところ」なのかもしれません。

ただの学生に意見を聞くと、けっこう面白いのに、就活生になるとつまらなくなり、
正社員になると、もっとつまらなくなるのは、「保身」が口を重くするからです。
仕事の失敗というより、組織、人間関係のマイナスを恐れるからです。

5年限定なので、保身に走らず、直球で仕事に向き合う。
これは、会社全体にとっては、面白い存在ですよね。
まぁ、現場マネジャーには、少し難しいメンバーかもですが。(>_<)

新入社員の中で一定数が(5年後)確実に減る、というのも、経営上はリスク回避してます。
それ、どうなの?という意見もあるかもですが、将来的な人員増を恐れて、新入社員の数自体を
減らすよりは、良いような気がします。少なくとも、若い人に「社員としての社会人経験の機会」を提供しています。

(価値観が多様化した)若い人にとっても、悪くない。
本人的には、会社のしばりが少なく、夢のための時間が使えるのは、もちろんありますが、
オトナから見れば、「ちゃんと仕事経験が積める」のが良いのです。

仕事を始めてから「見えてくること」はたくさんあり、「面白い」と感じることも、学生時代から変わってきます。ニートは、その機会がないですから。眼力、感性とも成長しません。

若いだけに、5年間仕事してれば、けっこう変わると思います。
その先、やはり「俳優」がよければ、それでも良いし、違うものに興味を持つようになったら、それも良しと。お給料もらって、大きな意味での勉強ができるわけです。

この制度、最終的な評価には、もう少し時間がかかるでしょうけど、
戦後日本から、大きく「雇用のパラダイムシフト」が起きている昨今、
いろんなことをやってみるべきだし、面白い試みだと思います。

コメント

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shigeo
shigeo さんからのコメント
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会社役員・顧問
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愛知県
経営者も、悪い人ばかりじゃないですよ。
「社会の雇用総数」を増やすべく、頑張ってる人もけっこういます。
まぁ、良い人ばかりでもないですけど。(^_^;)

あまり「選んだ意識」はないかもですが、日本人は「資本主義」を選んでいます。
資本主義ってのは、自由もあるけどリスクもあるってのが前提で、もし、絶対的な安定を望むなら、
いっそのこと、全部国営、全員公務員の社会主義を選べば良いのにと思います。

でも、自由も欲しいんでしょうな・・・(-。-)y-゜゜゜
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taroboh777
taroboh777 さんからのコメント
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サラリーマンになると、やはり自分の生活が第一になるから、なかなか厳しいですよね。そこは経営者の舵取りしかないのかな。
経営者は、従業員の生活も背負っているって言いますが、本心は、かなり怪しい(ー ー;)
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shigeo
shigeo さんからのコメント
職業
会社役員・顧問
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愛知県
実際は、一度退職して転職扱い再入社とかあるのかもですが、良くは知りません。
5年で終わるから、意味があると思いますね。崖っぷちというか、ちゃんと考えさせるというか。

「夢を追いかけていた人」というと、漠然としていますが、「リスクを取ることに向き合える人材」
と考えると、会社的には是だと思いますね。

特に、ベンチャー、中小に関しては、「安定している」とは言えない会社がほとんどでしょうから、
それ(安定)を前提に入社されても、後でお互い不幸になります。

その点、リスクを取ることに向き合える人材は、根っ子の強さはあるはずだから、
もしかしたら化けるかも、と思う経営者もいるんじゃないでしょうか。

大企業でも、「企業の安定」と「個人の安定」が必ずしもリンクしないことが、
周知になってきているので、少しずつですが、社会全体の風潮も、変わってきてるような気がします。

超コアは「安定マインド」があるとしても、表、それもかなり厚い表層として「ベンチャースピリット」がある人材を、大企業でも望んでいるようです。
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u-jiro
u-jiro さんからのコメント
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私も以前、このニュースをテレビかなにかで見た記憶があります。

若者が少しでもリスクを少なくして、夢を追い続けることができるという状況を作るといった意味では面白い取組みであると思います。
ただ、shigeoさんもおっしゃられているようにタマノイ酢だけがこの状況を作り出しているだけでは片手落ちだと思います。
要は、社会全体が何か一つの夢を追い求めていたことを「是」とするような風潮がなければならないということだと思います。例えば、この人達が30歳になって転職活動した時に、「ひとつのことに熱中してやっていたんだね」と言ってくれるか、「結局、30になっても夢が実現できなくて、社会に戻ってきたの?」と捉えられるでは大きな違いがあります。
そのためには、社会の側が新卒一括採用の仕組みや、ひいてはそのような常識そのものを覆すことができるのかできるのでしょうか。

今回の取組みだけをみるのであれば、契約期限が切れる五年後に会社に残れるというような選択肢もあれば、もっと良かったように思います。
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