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会社員 愛知県小牧市 30代 男性

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『作られたヒーローの功罪』のイメージ画像

昨日、STAP細胞の共著者の1人である山梨大学の若山教授が、ネイチャーに発表した論文を撤回する意思を表明した。その理由として、信じていた研究データに重大な問題が見つかったことを挙げている。また、本人の感想として、STAP細胞の存在に確信が持てなくなったとも述べている。

最近までおこなわれていたソチオリンピックを観ていても、日本国内において、なんとなく同じような課題があると感じた。それは、まず最初にストーリー仕立てのヒーロー(ヒロイン)を作ってしまう。そして、そのヒーロー(ヒロイン)に対してストーリーにそった振る舞いを求めるのである。往々にしてそのストーリーは、日本人が好む、勧善懲悪ものやお涙頂戴ものだ。

 混沌とした状況下において、その道標を指し示してくれるようなヒーロー(ヒロイン)を待望したい気持ちは分からないでもない。また、ある種、無宗教の国とも言える日本において、ロールモデルを演じてもらえるようなヒーロー(ヒロイン)の存在は、企業においてはマーケティングの面から、政治においては統治の面からも望ましいのだろう。しかし、作られヒーロー(ヒロイン)は、所詮、虚像に過ぎない。全てが真実ではないのだ。何より、ネットの発達によって、ある種、情報の非対称性は解消しつつある状況も理解すべきだ。

 多様性が求められる時代に必要なのは、多様な価値観を認めること、特に、事実に基づいた価値を認めることではないだろうか。研究であれば、純粋にその業績を評価するべきであるし、スポーツについても結果を出したことに対する賞賛をおくるべきであろう。そう言った意味では、真面目だろうが不真面目だろうが、性格が良かろうが悪かろうが、若からろうが年寄だろうがかは関係ないだろう。例え現在の価値感からして、意図せざる人間が出てきたとしても、結果が事実であれば、素直に結果に対してのみは評価すべきであろう。

 巨人、大鵬、卵焼きの時代は終わったのである。

コメント

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u-jiro
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議論が発散してしまっているようなので、もう少し論点を明確にしてみましょう。
つるちゃんさんの議論のポイントは、①ブランドは消費者が企業を判断する上で必要であるという点、②消費者に専門性はないため、企業側やしかるべき機関がその責任を負うべきである点を主張されているとお見受けしました。それに対して私の主張は、①盲目的なブランド信仰から脱却を図るべきだ、②消費者に専門性はないにしても、自分なりの選択基準をもつべきだということを主張しているのです。ただし、注意しなければならないのは、これらは専門家を否定しているものではありません。むしろ、テレビなどの表面的な知識だけで、専門家でもないのにあれやこれやと言っている人の方を批判しています。

では、なぜ盲目的なブランド信仰からの脱却を図る必要があるのか?これは、ブランドというものも所詮、マーケティング戦略の1つに過ぎないからです。つまり、マーケティングというのは、なんらかの企業の意図があって構築されるものであるということを理解すべきだということ。そして、行き過ぎたマーケティング戦略が今日の社会的問題を引き起こしているとの認識を持つ必要があるということです。

次に消費者は、自分なりの選択基準を持つべきかという点についてですが、これは特に日本社会において必要であると考えられるからです。もはや、一億総中流とか巨人・大鵬・卵焼きという概念が日本社会に当てはまらないというのは御存じだと思います。そのような状況下において、いかに賢い消費者・住民となるかのポイントは、しっかりと考えることです。ミシュランを利用する?結構でしょう。ただし、自分がミシュランと同じ価値基準をもっているのであればです。個々の選択基準を持つということはそんなに難しいことではありません。食であれば、地元で採れたものを積極的に利用する、作り手の顔が見える店を利用する、旅先ではその土地ならではのものを頂く、などのレベルで十分だと思います。そいったことの積み重ねが、マスプロモーションに右往左往しない、自立した消費者になることの第一歩であると考えているからです。フランスの偉大なる哲学者パスカルはこのような言葉を残しています。「人間は考える葦である」と。

専門的な知見と我々はどう向き合うべきなのかの一つの例として、「ABC予想」に関する論文を提出された時の京都大学の望月先生のコメントは、マス社会に対してのひとつ示唆を与えるものだと思っています。望月先生は「論文はあくまでも専門家向けで、一般社会向けではない。一部の専門家の間で、また静かな環境の下で対応することが望ましいと考えている」とコメントしています。これぞ本物の学者というコメントですよね。
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つるちゃん
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全てにおいて専門的に勉強することは出来ないのでやっぱり専門家に頼らざるを得ない分野は多くあると思います。
これは個人だけではなく日本だけの問題ではありません。ミシュランの星がついているレストランへ行くのは日本人だけではありません。映画にしろ音楽にしろ評論家というのは世界中にある仕事です。企業であれば税理士さんにお任せみたいな零細企業も多いと思います。
ただこれらの職業を全部否定しても始まりません。人間なのだから嘘もつくし裏切ることだってあると頭の片隅に置いておく必要があると思います。
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u-jiro
u-jiro さんからのコメント
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この問題というのは、食品偽装、iPS、、クラッシク、STAP細胞と立て続けに起こっており、現在も単に表面化していないだけで、潜在的に多く存在している問題なのです。つまり、消費者の盲目的にブランドを信仰するその姿勢を考え直す時期にきたのではないでしょうか。

賢い消費者を謳いながら、問題が起きた時には他人のせいにする。でも、気付かなければ、偽りの料理を旨いといい、偽りの音楽に涙を流し、偽りの書籍を絶賛する。これでは、この問題はこれからも後を絶たないのではないでしょうか?結局、刺激ー反応パラダイムから関係性マーケティングへの転換が1990年代くらいに盛んに言われていたが、20年以上たっても、企業も消費者も変わらないままなのです。

さて、ここで選択です。
これからどのような社会を目指したいのか?
①消費者は、余分なことを考えず、専門家がレールを敷いてくれる世の中。
②消費者の選択が尊重されるような世の中(ただし、失敗も多い)。

①を選択したいのであれば、あなたが信頼できる人を探すことが重要です。
しかし、もし②を選択したいのであれば、まずは消費者が賢くなること。自分なりの価値基準をもって、判断ができるようになること。消費者が変われば、企業も変わらざるを得ません。

日本において地方分権が進まないのも、この点と大きく関係しているように思いますよ。
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つるちゃん
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食品偽装にも同じ事が言えると思います。有名な産地の食材の方が美味しそうに感じてしまうがためにこういう問題が発生してしまうのだと思います。
ただほとんどの一般市民は食についても音楽についても素人なのですからそういったブランド物に頼ってしまうのも仕方がないと思いますし、みんながみんな食や音楽に造詣が深かったらブランドなんてものは必要ありません。
以前、カルロス•ゴーンはブランドについて、『消費者との約束』と表現していました。日産の車はこういう車ですと消費者と約束することだと言いました。
現代のベートーベンという嘘の約束をして消費者に買わせたわけですから道義的な責任は重いと思います。
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u-jiro
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例えば、「交響曲第1番HIROSHIMA」についての評価を考えてみると面白いのかもしれません。この楽曲が収められたCDは18万枚売れたと言われています。では、このCDを購入した人はどのような人なのでしょうか?①純粋に楽曲が素晴らしい、②作曲者のストーリーを聞いて、この楽曲が素晴らしいと思った、③作曲者のファンだ。
③の人については、怒る権利があると思われる。信じていたキャラが違っていたのだから。また、①の人は怒る必要はないでしょう、別にその音楽自体が素晴らしいのだから。問題になるのは、②の人でしょう。この人たちは、ストーリーが素晴らしかったから楽曲も素晴らしかったが、ストーリーが素晴らしくなくなったので、楽曲も素晴らしくなくなったということなのでしょうか?では、果たしてこの人達は、本当のクラッシックファンと言えるのでしょうか?そして、この人達の怒りはどこに向かうべきなのでしょうか?偽りの作曲者なのか、ストーリーを壊した告発者なのか、そのようなストーリーだのみのレコード会社なのか?そして、なぜそれぞれの”容疑者”はそのような行動をとったのか?

これらの一連の問題というのは、本当は”容疑者”だけでなく、我々自身に問いかけられているのかもしれません。
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つるちゃん
つるちゃん さんからのコメント
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小保方さんも論文撤回に同意したようです。ハーバード大のバカンティー氏が反対しているようですが•••。
今後はスタップ細胞が存在するか否かというところが焦点になってくると思いますが、是非とも論文を修正•再掲載してスタップ細胞が存在することを証明して頂きたいです。
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shigeo
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u-jiroさんが言う「ストーリー」は誰が書くのか? マスコミです、特にテレビです。マスコミに言わせれば、そういったストーリーが視聴者(国民)が望むことだから。マスコミがそうだから、民はますますそうなり、マスコミはさらに拍車がかかる・・・もう、「鶏と卵」の関係で、どっちが先だか、わかりませんね。(^^;

インターネットの時代になっても、マスコミ、特にテレビの影響力は、相変わらず圧倒的です。
特に高齢者にとってネットはまだまだ敷居が高く、高齢化社会の人口ボリュームから言っても、テレビの力はしばらく衰えそうにありません。

視聴者(民)の質を上げる=民度を上げることは、「教育」である程度可能かもしれませんが、時間がかかります。マスコミの質を上げることは、即効性がありますが、やり方が難しい(>_<)
どうやったら(マスコミの質を)上げられるのでしょう?
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