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shigeo (小林茂雄)

会社役員・顧問 愛知県名古屋市港区 50代 男性

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『衆賢勉強会 「貧困の克服」 雑感』のイメージ画像

今回の課題図書はアマルティア・セン著の「貧困の克服」でした。
アマルティア・センは、インドの経済学者で、アジア初のノーベル経済学賞を受賞した人です。

ノーベル経済学賞って、日本人にはとんと縁がないですね。あれだけテレビに出ている経済学者はいるのに、世界的には評価されないってことでしょうか(^_^;)(ノーベル賞が世界評価と直結するのは、議論があるところですが・・)

私はアカデミック的にはシロウトですが、テレビに出ている経済学者は「マーケッター」いや「レポーター」になってしまって、独自の(数式を含んだ)法則を見出している人はいないんじゃないか? とも思えます。

余談でした。

この本は、ざっくり言うと「民主主義が貧困を救う」ということを言っています。権威国家に比べ、民主主義国家では、飢饉が起きた際の餓死者が限りなく少ない、という例はこの本の中にも頻繁に出てきます。民主主義国家では、飢饉が起こると自由報道され、国内外が認知することで、何らかの支援に動いてくれる人を呼び寄せ、解決していくからだということらしいです。

果たしてそうか? 

民主主義が貧困の克服に一役買うことは理解できます。しかし、私的には「アラブの春」など民主化したために、かえって内戦勃発、カオス状態になり、民衆の貧困は増えた例もあるではないかと思っています。

勉強会でもそういう話になりましたが、「民主主義」は実は運用が難しく、個々人の知性のレベルがそこそこ高くないと、上手くいかないような気がします。権威主義は一部の(独裁している)人間の知性レベルが高ければ、全体が上手くいく可能性も高いわけで、多くの人間の知性レベルを問われる民主主義のほうが難しい、というのは合理的です。

アマルティア・センは、日本の例も出しています。簡単に言うと日本はスゴイとww。明治維新後の発展はすさまじいと。それは民主主義になったからだと。

しかし、これも、江戸時代の日本人の「識字率」の高さ、映画「天地明察」にも出てきた数学ブームなどからもわかるように、国民の基本的知性のレベルが高かったから、日本では(民主主義が)上手くいったのだと思いますね。

一方で、江戸時代は封建制、権威主義なわけで、法律など社会フレームがないのに、その時代にもある程度の「知性レベルの平準化」ができていた、ということが面白い。

アメリカのような「超人工的国家」を除いて、ほとんどの国家は、民主主義の前身は王政など「何らかの権威主義」なわけです。その時代に何をやってきたかが、スムースな民主主義への移行(=貧困の克服)につながる要素となるのでしょう。

日本は、どうして(平準化が)できてたのでしょうね?(^_^;) 
幕府や各藩は、何を考えていたんでしょう? これはミステリーですな。。。。

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