shigeo
shigeo (小林茂雄)

会社役員・顧問 愛知県名古屋市港区 50代 男性

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『過労死について』のイメージ画像

「過労死」は日本独自の言葉だそうな。外国では(本当はありそうだけど)ないらしい。
電通の過労死事件で、何回か目の注目をされている過労死。
今回は、過労死について少し語り合いましょう。

私が新入社員のころ、残業時間は毎月、100時間は優に突破してました。
多いときは120時間近くあったように記憶しています。時代的に「24時間働けますか」のころだけに、そんなに珍しい話ではありません。みんなそうだったんじゃないでしょうか。
学生時代の仲間に会うと「忙しいよ~」と言うのが、なんか「俺、仕事してる!」みたいな、感覚だったような気がします。今となってはけっこう恥ずかしいですね、蒼いなって感じ(^-^;

今の過労死は、本当に体力的にダメになってしまう、というよりまず精神的に病んで、その後、病気になったり、自殺したりすることが多いようです。やはり、ストレスなんでしょうね。

私の新人時代、残業は「ストレス」というより「自己満足」のほうが強かったような気もします。
ストレスに感じないから、心も病みにくかったのかもしれません。
日本の社会全体が、そんな風潮だったような気がします。

今は時代が違う、働く人の感性が違うんだと思います。
残業、仕事で忙しいことは、カッコいいことではなく、ストレスなんでしょう。
だから、いろいろな問題に発展するんじゃないでしょうか。

一方で、企業の「売上・利益追求」は当然ながら、今も昔も変わりません。
ここにギャップが生じます。

昔は、企業のスタンスと働く人の感性が合致していたので、よかったわけですが、それが食い違うと、難しいんですよね。例えば、勝つこと至上主義の部活で、楽しみたいという部員が増えるのと同じです。部活の場合は、勝てなくなって終わり、楽しむ部活へと変貌していくのですが、企業はそうはいきません。

電通の新入社員の場合、自殺する前に、会社を辞める転職するなど考えられなかったか?
というTVコメンテイターもいますが、それは無理です。少なくとも本人から言いだすのは無理な気がします。

たぶん、電通に入るくらいな人ので、かなり優秀な学歴でコミュニケーションその他のバランスも良く、真面目だし、20数年の人生で大きな挫折を味わったことがない人です。そんな人が、1年目に仕事がつらいから辞める、なんて選択はできないでしょうね。中小ベンチャーでは、もっと(辞める選択をすることは)多いと思います。

仕事でもなんでもそうですが、実力がないときは時間がかかります。無駄が多いからです。
ある程度まで、実力がつくと効率化が可能になります。時間をかけずにある程度、実績を出せるようになります。

長時間やることで、新人は実力をつけてきた、戦力化してきた。
日本のビジネス社会は、そういうスキームだったと思います。

電通の問題で、また再燃している労働時間の見直し。
結局、法律で縛るということになりそうですが、簡単に言えば、上記のスキームが崩れることになります。つまり、企業の「闘う力」の付け方が崩れます。

人の命はもちろん大事ですが、企業の事業活動によって人の命を担保しているのが、資本主義社会です。人の死は、様々なものを棚上げしがちですが、企業が停滞することは、遠回しに、人の死を増やすことになるとも思います。

過労による自殺もよくないけど、倒産・失業による自殺が増えるのもよくないでしょ。

うーむ、この問題、どうやって解決していくのでしょうか・・・。
みなさんは、どう考えますか?

コメント

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とし3578
とし3578 さんからのコメント
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mayuさんの意見を支持します。日本社会では、超過勤務し過ぎると、空気がネガティヴになりがちです。不合理な残業は止めて、リフレッシュしたほうが、効率が良いに決まってる筈です。組織の中で承認される事だけが、自己重要感を保持する唯一のすべになりがちです。
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shigeo
shigeo さんからのコメント
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やっぱり断罪されるべき話なんですね(^-^; 私も電通が良いとは思ってないですけどね。

また、あまり関係ない話かもですが、ドラマや映画で仕事を一生懸命やって、時には徹夜で何かを成し遂げる! みたいな展開がよくあると思います。感動モノの鉄板みたいなやつですが。下町ロケットや半沢直樹もその類ですかね。少し、角度を変えて言えば、オリンピック・アスリートが血反吐吐きながら、練習して、コーチに罵倒されて、最後にメダルを勝ち取る、そのドキュメンタリーに感動したりもしますよね。

見方変えれば、全部、ブラックな話だと思うんです。そういうことに感動する人の感性も、変わってくるのかもしれませんね。下町ロケットや半沢直樹も「残業を肯定する、悪書である」、アスリートのドキュメンタリーも「常軌を逸した練習量、拘束時間を肯定する、NGコンテンツ」という時代が来るかもしれませんな。(+_+)
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ニューカマー
ニューカマー さんからのコメント
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今回の自殺の件では、朝5時に退社…週10時間しか眠っていない…など、異常な常態が見受けられます。

これはもう根性や価値観の個人差のレベルをはるかに越えてしまっており「そもそも生物学的に無理筋のレベル」です。
これでは遅かれ早かれ、誰もが破滅してしまうことでしょう。

例えば、週休2日で、9時~18時が基本の就業規則に、3時間の残業が加わり、21時退社、22時帰宅くらいの毎日であれば、おそらく自殺までには至らなかったと思います。
そして、この水準であれば、日本企業も日本経済も守られるのではないでしょうか。

もちろん22時帰宅では、自分の食事や掃除洗濯も大変です。家族の育児や介護などは、できないかもしれません。 (これはこれで今日的課題です)

私の見解は、概ね以下の通りです。
①勤労者の命は、絶対守る。(寝ないと死ぬ)
②個人の自由(時間と金)と日本経済の維持発展に、折り合いをつける。
③プライベート時間をより重視したい人は、より低待遇を甘受する。

【追伸】
過労自殺を生む企業の有り様は「外部不経済」そのものです。
これは、自社の廃棄物を山林に不法投棄するようなものです。企業は目先の利益を確保しつつも、社会的には明らかにマイナスです。
外部不経済には、明確なペナルティーを定め、周知し、社会的に抑止していく必要があります。

現実的なバランス…すら守れない電通は、やはり叩かれても仕方ないと思いますね。
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shigeo
shigeo さんからのコメント
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ワークライフバランス・・・ワークライフバランスってのは、仕事と生活のバランスがいい、どちらも充実している、ってことですよね。両方充実させるのは、意外と難しかったりしてw
 
仮に、仕事の時間が減って、さぁプライベートも充実させてくださいね、って言われると、困る人はけっこういるんじゃないでしょうかね。言い訳がなくなるっていうか。。。。
頑張って「リア充」をアピールしているフェイスブックをみていると、たまにそう思います(^-^;
少し話がズレましたな。
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u-jiro
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凄く問題を単純化すると、「ワークライフバランス」を充実させている企業の方が目に見えて業績が良いということになっていれば、企業はそのような方向に動くということなのだと思います。しかし、その方程式が成り立たないとなると「ワークライフバランス」が単なるペナルティになってしまいます。仮に自社の正社員の「ワークライフバランス」が満たされたとしても、そのしわ寄せが下請けや外注先などにいって、そのことについては知~らないなんてことはザラです。課題は、この企業の業績至上主義という単一価値観に多様性を持たせるにはどうすれば良いのか?ということなのかもしれませんね。そもそも国の法律を決める官僚やマスコミって「ワークライフバランス」って満たされているのですか?
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mayu
mayu さんからのコメント
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欧米は一般的に、長時間労働に価値を置かないのは確かですが、海外ドラマを見ていると、家庭を壊すほど働いてる人や、仕事人間はでてくるし(笑)、こういう自殺者もいるような気はします。でも、なぜ、「過労死」ということが問題にならないのでしょうか。
日本の場合、Shigeo さんが書かれたように、「自殺する前に、会社を辞める、転職するなど考えられない」人が、エリート企業ほど多い気がします。自殺までいかなくても鬱になる人は多いですね。それに対して欧米では、そう考えるのが普通なのではないかと思います。だから、被害者としての「過労死」という解釈にならない。たとえば失恋して自殺した人のことを、可哀想だとは思っても、自己責任だと思うのと同じではないかと思います。
その違いは、やはり、教育の問題が大きいと考えます。昨今、日本の子供たちの「自己肯定感」が低い、ということも問題になっていますが、欧米では、「自分の意見を言う」ことを小さいころから学び、先生に正解、不正解ではなく、多様な考え方としてとらえてもらえることが多いと聞きますが、日本の場合は、先生からの評価を受けることが自己肯定感の源だから、それがなくなると、自分で自分を肯定できなくなるのです。それが、こういった自殺を生むのではないでしょうか。
中小ベンチャーの場合は、自殺する前に辞める、というのは一理ありますが、それは、中小の場合、評価しない会社が悪い、と思えるからで、一流企業だと、先生に評価されなかった子供のようになってしまうんでしょう。
ちなみに、電通は10時消灯を検討してるようですが、もっとやりたい人は持ち帰りを増やすだけなので、Shigeoさんのいうようにはならないのでは?と思います。それがいいか悪いかは別ですけど、今の時代、ほとんど家でできることが多いですから。
でも、その分、過労死がもぐってしまうということで、それを防ぐには、やはり「自己肯定感」を高める教育が必要、というところに戻ります。
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